あなたは、自分の肌質について考えたことがありますか？カサカサした状態の肌は「乾燥肌」、ベタベタした状態の肌は「脂性肌」、ということはなんとなくわかると思います。ところが、「敏感肌」は、何がどのように敏感な状態であるのか、明確に理解できないと思います。

敏感肌とは、簡単に言うと、外部から受ける刺激によって反応を起こし、何らかのトラブルを引き起こしてしまう肌のことです。敏感肌は、本来肌がもっている、外部からの刺激をバリアする機能が破壊されることが原因で起こります。具体的には、空気が乾燥していたり、気温が変化したり、ダニやハウスダストによるものであったり、洗髪剤などが髪に残っていたりと、日常生活において避けることのできない、ちょっとした刺激が原因となります。

このような刺激によって、肌が乾燥したり、赤くなったり、発疹ができたり、化粧品を使用するとヒリヒリと痛んだり、さまざまなトラブルを引き起こします。乾燥すると肌をバリアする機能は低下しますし、それとは逆に、外的な刺激を受けると乾燥してきます。

通常の生活では、多少の刺激を受けても問題ありませんが、身体の抵抗力が落ちると、刺激に対して過剰に反応してしまいます。このように敏感肌は、体調不良が原因となることもあるので、普段から体調管理を心がけることも大切です。また、季節性の敏感肌は、乾燥が極端に進むことが原因で起こるため、敏感肌用の化粧品で保湿したり、体を温める効果のある食事をしたりすることが大切です。